七海。
俺はけして泣かないよ。
七海が、
俺を見てかなしまないように。
一番悲しいのは
七海だもんな…。


「おいっ!」
尚の声がした。
「おいなんだよ!」
降り続いた雨が止んだ。
「本当かぁ?」
いい知らせだった。
そう
七海が1日だけ
病院の外に
出れる事を許可してもらった。

七海は、
俺のおさななじみで
俺の初恋を教えてくれた
大切な女の子だ。
七海は、
昔から心臓が弱く。
昔から家より病院に
いる方が多い。

はっきし
いちゃうと
顔は、普通。
でも優しい奴で
笑顔だけは、
誰にもまけねぇ。
俺がいうのもなんだけど。