ちょっとしてから、結衣と楓が来てくれた。

「あ、もう来れたの?」

「てか、体育祭終了しましたー」

「え、馬路!?」

「どんだけここにおったん!」

2人が笑いながら聞く。

わたしも祐くんも目が合って、2人同時に笑った。

「今日の遊びキャンセルね!」

「え…?」

「一檎が祐のこと送らなきゃダメでしょ?」

「そうそう!」

「え、でも…」

「遊びは、後日打ち上げやるらしいから!」

「そん時はしゃご?」

「…うん!ありがとお」

「んじゃーね!」

「ばいばいっ」

結衣と、楓は教室に戻って行った。