「何かラブラブで羨ましいよねー」

楓がお茶を飲みながらボソッと呟いた。

「楓も可愛いんだから作ればいいじゃん!」

「あたしは高校生フリーって決めたの!」

「それは…なぜ?」

「だっていい男いないもん」

「あ、そう…」

「だからあたしは一檎を応援するの!」

「馬路…?ありがとー!」

「頑張ってね!」

「うんっ!」

「じゃあ翔太も行ったし、うち等も行きますか」

「「うんっ!!」」

わたし達は、日焼け止めを塗りなおしてまた暑い外に走った。