「あ、結衣ー?ここにいたんだ!」

「翔太!?あ、今のがこれね…」

「これって!俺物扱いかよ!」

「まあまあ…」

「は、初めまして…」

わたしはおそるおそる挨拶してみる。

「あ、初めて見る顔!」

「神崎一檎ですっ!」

「一檎ちゃんかあ…可愛い名前!」

「あ…ありがと…」

「んじゃあ結衣!俺リレー出るから行ってくんね!」

「了解!てかリレーうち等勝つし!」

「うるせー!!」

翔太くんがあっかんべーしながら走って行ってしまった。