「…これで開会式を終わります!」

みんなが一斉に立ち上がる。

その途端頭が真っ白になってふらついてしまった。

「あ…」

「おっと…一檎…?」

「あ、祐…くん?」

「お前大丈夫か?保健室行くか?」

「日陰にいれば大丈夫だと思うから…」

「そっか…また何かあったら言えよ」

「うん…ありがとね」

祐くんはたっくんの方に行ってしまった。

祐くんの温かい温もり嬉しかったな。

わたしも急いで自分のテントに走った。