星蘭高等学校―…

今わたしはここの高校の門に足を踏み入れた。

心臓に手を当ててみる。

ドッキドキ…

「ふふ…」

わたしは思わず笑みがこぼれる。

周りを見渡してみる。

同じ中学の子同士喋ってる子、

わたしみたいに一人でいる子、

参考書をじっと見ている子。

いろんな人がいた。

「早く体育館入れよ!」

先生がちょっと焦ってる。

わたしは心で返事をして、体育館に急いだ。