次の日。

「ふぁああぁ…いい天気!」

まだ4月というのにちょっと暑いぐらい。

日焼け止めの出番早いね。

1時間かかる道をバスと電車で通う日々。

学校に近づくにつれて同じ高校の子がたくさんいた。

1つの人ごみに祐くんを見つけた。

どうしよう…

声掛けようか迷ってたら祐くんから来てくれた。

「ちっす!」

「あ、お…おはよ」

「そんなに俺のこと怖い?」

「正直…まだね」

「大丈夫!心配しないで?でも中学ん時助けてやれなくてごめんな」

「ううん、いいの!高校で変わるって決めたし!」

「あ、高校デビューってやつ?」

「まあ、そうかもね!」