抱き締めてみると、改めて剣斗が男だってことが分かる。



そういえば、剣斗ってモテるんだよね…。



カレカノになってから、すっかり忘れてた…。



「なぁ弥來…。」



「何??」



「お前の胸おおき…」



言い終わる前に、腹に一発思いっきりグーパンをした。



「この変態野郎が!!」



「痛ってぇ…。まじ、痛てぇよ…」



「剣斗が悪い!」



モテる前に、こいつが変態野郎だということも忘れてた。