『月だけが僕を見てた。』


キミと逢えない月の夜

電話の声じゃ足りなくて

写真を見ても足りなくて

淋しさばかりが溢れてて

朝になったら逢えるのに

今夜はあまりに長すぎて

窓を開けて夜空を見てた

僕らをむすぶ夜空の月に

今日のキミを映しながら

星たちはみんな知らん顔

ただ月だけが僕を見てた

淋しい僕をただ見ていた

ただキミだけを想う僕を

ただ月だけが僕を見てた

ただしずかに僕を見てた