あなたは後悔してる事ありますか?



やり直せるならいつの時代に戻りたいですか?


高校時代?


中学時代?


小学校時代?


それより前?




私は 戻れるなら・・・

三年前の秋 あの日に帰りたい


***三年前の秋

高校3年のその頃といえば


【人生の分かれ道】


就職する組・進学する組


私・・・


大下明希子


短大への道に進む・・・予定!!である


友達のかれんと望は就職が内定した



いつも私たちは3人一緒
こうして3人でバカを言い合ったり
放課後遊んだり出来るのもあとわずか。


「よかったねぇ  2人とも!!
もう後は気楽でいいじゃん 
あたしなんて!!今からなのに・・・」


就職が決まった2人にこれから試験を受ける私


「明希子は推薦でしょ!!
もう決まったのと同じじゃん」


「でも・・・わかんないじゃん」


「大丈夫大丈夫!!
明希子だから大丈夫」


「なによーそれ」と
笑って返す。


「ねぇ!ねぇ!それよりさぁ~」


とかれんが言った。



「学校にはいい人いないから
ナンパされに行こうよ?」


「な・ナンパ?」


「されにって・・・?」


「歩いてると声はかけられるじゃん!
ちょっとだけ 遊ぼうよ」


3人とも
【だだ今彼氏募集中!!】
とは言えナンパされに行くってどう?


かれんは待っててもチャンスは来ないよ
こっちから向かって行かなくちゃ!と
ものすごい意気込み。



望は別れたばかりだし 


かれんはいまだに付き合ったことがない
彼氏いない歴17年
別にブスでもない ましてや可愛い方だ。


だからきっと周りの男たちは
かれんの事は彼氏持ちだと思ってるのだろう。


そして私は 
隣の家の2コ上の裕也こと
ユウ君を思い続けている。


どうしても ユウ君と比べてしまうのかな?
彼氏ができても長続きしない。


当の本人ユウ君は
あたしの気持ちには気づいていない。


【幼馴染】だから・・・







「ね!ね!遊ぼ遊ぼ
明日 放課後 街に出ますか!!」


かれんが一番ノリノリだ!!


あたしと望は 
あまり気が乗らないな・・・と
最後までそう言ってた。



この時 止めていれば
あたしは違う人生を歩めたハズである。



でも この時は分からなかった。


これから起きる未来なんて
予想もできるはずもない。