唐突に紙袋に入っている蔵持の大好物の存在を思い出した この日差しはやばい 「敦子、山岡、もう行くぞ」 立ち上がり声を上げて歩き出した 堀口も静かに潤に続く ―堀口だけは俺の願いを察している気がしてならない―