お弁当受け取ってもらえ
なかったのになぜか上機嫌の
優衣。



それに比べて、わたしは
もう怒りまくり。



 「潤。」

優衣が幼なじみの潤君を
呼びつける。




 「なんだよ。 優衣。」


このふたりは本当に
仲がいい。
お互いの知らない所は
ないんじゃないかって
思うくらい分かり合ってる。




 「潤。 これ食べる?」




 「お~弁当じゃないか。
もらうもらう。」




 「ちょっちょっと優衣。
それ・・・  」




わたしは優衣に耳打ちする。



 「だって勿体ないじゃん。」


優衣らしい、。


のんきというか

サバサバしてるというか・・・。




そんなこととも知らず
おいしそうに食べてる
潤君がかわいそう。