「どうしたんだ。ふたり
そろって。」



先生の・・・
旦那さまの優しいまなざし。



キュン♥となる。



ダメダメ
わたしは小さく首を振った。




だって今は一大事なんだもん。




キュン♥なんてしてる状態
じゃない。




 「先生これ♥。」


もじもじしながら
優衣がお弁当を
差し出した。



 「これは?」



 「食べてください。」


優衣が表彰状授与みたいな
体制で先生にあたまを下げてる。




先生のわたしを見る目が怖い。

っていうか

呆れてる。


ううん。 ちがう。



あきれ果ててる。





だってだって先生。


こんなの事になるなんて
思ってなかったんだもん。



帰ったら絶対お仕置きだよね。