溢れてくる涙を必至に
堪えた。



家が目の前に見える。



パパとママには
心配かけたくない。





でも・・・




 「痛い!!」



お腹に激痛が走る。




立っていられない。



誰か・・・
 誰か・・・助けて・・・




先生・・・



這うようにして、たどり着いた家。





やっとの思いでインターホンを
鳴らす。




生暖かいものが太ももを伝う。





 「イヤー!!!!」