そんな事を思いながら教室に戻った。

本当は気になるけど・・・

言うとまずいよね・・・

「よぉ。芽依」

廊下で呼び止められ振り向く。

そこには・・・

「隼人?!」

上野隼人が居た。

隼人は私の幼馴染。

クラスが変わってから全然話してない・・・

「元気か?」

隼人が聞く。

「うん。元気だよ。隼人は?」

「俺?俺も元気だよ。」

それから隼人と会話がはずんだ。

久しぶりに話したから、結構楽しかった。

キーンコーンカーンコーン

「あっ!遅刻だ!またね隼人!」

「あぁ」

そして私は急いで教室に入った。

まだ先生は来ていなかった。

ぎ、ぎりぎりセーフ!

「芽依が遅刻するなんて珍しいな」

杉山大地が言う。

「そうだね~」

舞が言う。

たしかに私は一回も遅刻をしたことがない。

だって怒られちゃうもん・・・

担任に。

「芽依。プリントやってきた?」

「プリント?」

「うん。俳句の」

俳句のプリント・・・

私は机の中を探し出す。

な、無い!

どうして?!

「忘れたかも・・・」

「「えー!!!!」」

舞と大地が言う。

うぅ・・・