芽依の声ではっとする。

「なぁ。西田」

芽依はこっちを向いた。

「今夜、夜景みる?」

すると西田は、

「うん!」

と元気な声で言った

西田は無事補習を終わらせた。

そして俺達は約束の夜景を見に行った。

「うわぁ!きれー!」

隣で喜ぶ西田を見てほっとした。

ここは俺の思い出の場所。

7歳だった芽依とここに来てから俺はここが大好きになった。

なにか嫌な事があると、俺はここに来る。

ここに来ると落ち着くんだ。

そして俺は芽依に

「好き」と言う気持ちを伝えた。

西田は「私も好き」と言った。

「・・・った」

いきなり西田は、頭を抱える。

「大丈夫か?!」

俺はそういった。

すると・・・

「ヒロ・・・」

芽依はつぶやいた。

10年ぶりに呼んでくれた・・・

そして芽依は目を閉じた。

そして俺は芽依を俺の家に連れて行った。

芽依を見るとまだ寝ている。

「かわらねーな・・・昔と」

俺は寝ている芽依に言う。

ピロリロリン♪

家に着くと同時に俺の携帯がなった。

相手は・・・

東野ココア。

芽依の実姉。

2年前までは、西田ココアだったが。

今は結婚していて東野に変わった。

電話か?と思いきやメールだった。

内容はまぁ・・・いろいろ・・・