『花火以外、何に見えるわけ?』


って笑う。


先生が私にみせたのは

いわゆるファミリー用の
袋入の手持ち花火だった



「私が先生と…?」


花火…してくれるの?



『不服ならいいです』


先生は花火をしまおうとする



「そんなわけないっ!!
やりたいっ…から頑張る!」


私は身を乗り出して言った


『ん、がんばれ』



そういって先生は私の頭を
クシャクシャっとした

先生…それ卑怯だよ…?