「見ていればわかる。元気ないし。しまいには倒れるし」 …情けなくて返す言葉もない。 「1人で抱え込むなよ」 予想外の言葉に顔をあげると城戸くんは心配そうに私を見ていた。 「俺だけじゃなくて歩や大貴、有吾に相談してみろよ。逆に心配するから。 俺ら“仲間”だろ?」 そう言って頭を撫でてくれた。 “仲間” その言葉が今の私には凄く嬉しかった。 「あ、あのね…//」