「作詞を恋美にやってほしいんだ」



有吾くんの突然の言葉に私はフリーズしてしまった。



「--えぇぇっ!!」


これには、かなりびっくりした。



だって…作詞って…



「恋美、落ち着いて。そんなに重く考えなくて大丈夫だから、ね?」


歩ちゃんはニコニコしながら言ったけど作詞なんて重要な役目。



私に出来るのかな…?



「もうね、一応リズムはできているの」


そう言って歩ちゃんから見せてもらった紙にはズラリ音符が並んでいた。