そう言って私が渡されたのは楽譜。



「うん、ありがとう」



なぜ私が楽譜を渡されたかというと、それは遡ること昨日の夜…



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「恋美~!」



夕食を食べ終えて、もうそろそろ寝ようとしていたら歩ちゃんと有吾くんに話しかけられた。



「なぁに?」



私は何も知らないまま頭を傾げた。



「あのさ…次の新曲なんだけど…」



あぁ、そういえば前言ってたよね。