「…そっか」



フッと体が離れたと思ったら
次は前髪をくしゃくしゃに撫でられた。



「ちなみに俺、本気だから♪」


大貴くんは歯を見せて笑ってコテージのほうに戻って行った。



「今の…なんなんだったの…?」


というか

“本気”ってなに…?!



私は頭の中がますます混乱したまま浜辺にたたずんだ。



少し顔に熱を残したまま…














れみっちを置いて浜辺から出ようとしたら倉庫の後ろから1つの影が見えた。