「海近いし、ここだとやる気でるって!」


大貴くんは朝からテンションがずっと高い。


すごく楽しみにしてたみたい。


「大貴!ここには遊びにじゃなくて練習しにきたんだよ。
適当に練習したら怒るからね!」


歩ちゃんが大貴くんの頭をペシッ!と叩いた。



私はついクスッと笑ってしまった。



有吾くんは大貴くんにくっつかれたのが暑かったみたいで、すぐに離れてスタスタと早歩きで行った。



大貴くんも歩ちゃんも有吾くんを追いかけて行ってしまった。