「なら合宿でもする?」 「えっ?」と思って入口のほうを見ると有吾くんが立っていた。 「合宿で特訓とかすればなんとかなるだろ?」 有吾くんは平然と言いながら座った。 「やったー!海、行こうぜ。海!」 大貴くんは早くもノリノリだ。 「で、でも…どこに?」 私は恐る恐る聞いてみた。 合宿はいいと思うけどお金あんまりない…ι 「ん?親父の仕事場」