「先生、今度テストでいい点取ったら何かちょーだい。」
照れ隠しに、話題変換。
「えー… 何かって何?」
わざとらしく 嫌そうな顔をしてみせる先生。
「何でもいいからぁ。先生が何かくれるんなら、私もうちょっと頑張れそう!」
「ハイハイ、仕方ないなぁ…。つか今も頑張れよ。」
先生が ベシッと自分で効果音を言いながら、私の頭に軽くチョップする。
こうやって、さりげなく
先生が私に触れるのが嬉しくて好き。
他の先生だったら、触れられて嫌だなって思う人も数人いると思うけど、先生だったら 触れることが嬉しくてたまらない。
もっと触れたいって思う。
「よくもーっ!」
私も仕返し、と先生の二の腕を軽く叩く。
ホントは仕返しがしたいんじゃなくて。先生に触れてたいだけ。