空登り月

 雪さらい

 かだけるものぐさ

 おしくも咲かず





気高くも気高くも、いつか落ちていくその日まで



我は松まし酔う
ほっ。ほっ。ほっ。無音の中で雪の音。

シン、シン、シン、シン、電車のなかで箱の音。

ほっ。ほっ。ほっ。まるで拙い唯一哲学。


僕はああの中へ入りたいのです。

まるで頭の悪い唯物信者。
「ぼくはあの箱をさがしている。あの不思議な魅力を持つあの箱」

探してどうなる。 探して葬気だろうか。

探してはいけない。探してはいけない。

 ほっ。ほっ。ほっ。
かつての思いは勿忘草。
 ほっ。ほっ。ほっ。 
これで糸は手繰れますか?

「僕日に日に中へ入りたい。入りたいよ、一つになってしまいたいよ。」
「愛ゆえに僕はおかしくなってしまった。好きなんだ。箱の中を愛してるよ。
だから、ぼくはっ、愛故にー終章。」
無言の平和、平穏、平安。

 簡単簡単無限の自由ー

無言の平和、平穏、平安。

 銃弾飛び交う飽くなき自由ー

無言の平和、平穏、平安。

 黙って。黙って。ただただ祈ってー

無言の平和、平穏、平安。

キレイなものはチガウものナノ

無言の平和、平穏、平安。

あなたにもきっと訪れる・不思議な感覚。

無言の平和、平穏、平安。

ただただワタシがなりたいだけナノ。

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