良平が出て行ったのを確認してから、袋に入れた氷を亜緒の頭にのせた。 「ありがと、翔」 良平には悪いが、こんな可愛い亜緒を見せたくねぇ。 ちょっとした俺の独占欲。 「・・・翔」 「なんだ?苦しいか?」 「・・・ううん」 「じゃあ、なんだ?」 「・・・好き」 「・・・知ってる」