ごめん。



ごめん。



ごめん。




・・・気づかなくて、ごめん。




「知ってた?あたしの家、親同士離婚してたの。あんたしか頼る人がいなかったのに・・・あんたのことは信じてたのに・・・」



そんなこと、知らなかった。




「なにが友達よ・・・あんたなんか、もう友達じゃない!!」



奈美は立ち去っていく。



呼び止めることも出来なくて。




“亜緒”って呼んでくれたのに。




“友達”って言ってくれたのに。



なのに私は-・・・