時は、どんどん早く過ぎていった。



そして、その年の6月27日。



それは、忘れられない特別な日になった。



・・・違う意味で。










その日はジンとデートの約束をしていた。



その前に、奈美にいろいろチェックして貰おうと、近くの喫茶店で待ち合わせ。




「私・・・おかしくない?」



「んー・・・完璧!化粧もばっちりだし!!」



「へへっ。ありがと」



私が笑うと、奈美も笑い返してくれた。