「その子、僕の妹なんですけど」


「藍!」

藍がわたしの前にたつ。


「ちょっと。その手はなしてください」

藍が大柄な海王生に向かって言う。

「なんだよ。うるせぇな」

その大柄の海王生が小柄の藍を押し倒そうと手が出た。