居場所はすぐに分かった


熱心な祐也はまだ、
生徒会室にいた






「……中城か。帰ったんじゃなかったのか」


「うん。ちょっと、忘れ物」



あたしはそう言ったのと同時に
祐也の手首を掴んだ






「あたしの秘密――…教えようか」