「ねえ……唯月…。吸血鬼、に……」



「なるよ」



唯月は少しの間も置かず、
強く言った




「それで姉ちゃんとずっと一緒にいられるんだろ。それなら、迷わない」


「でもッ…!死んじゃうかもしれないんだよ!?」


「大丈夫だよ…死なない。姉ちゃんを置いて死ぬわけないじゃん」




……唯月………