「とりあえず……ふたりともここに座りなさい」 お母さんは あたしたちをリビングに連れて行き、 食卓の椅子に並んで座らせる お母さんは眉間を手で押さえ、 ため息をつく お母さん、あんまり驚かない…… もしかしてあたしが吸血鬼――… あるいは異端者であることに 気付いていたのだろうか