家に入ったら
その気持ちは止められなかった


「――唯月っ!」


「姉ちゃんっ!?」




唯月に飛びつき
これ以上ないくらい
強く抱き締める



大好き!大好き!大好き!



驚いたその顔も、好きっ!!



ほのかに香るその血の匂いも――…








………血の匂い?