「……じゃあ、今まで女の子を大量にとっかえひっかえしてたのはどうして…」
「それは……誰か相手がいないと、姉ちゃんに手ェ出しちゃいそうだったから。
好きになるのはいけないことだって分かってたんだ。
だから、姉ちゃん以外の女を好きになろうと思った」
でも、無理だった。おかしいだろ?
唯月はあたしの耳元で
困ったように微笑みながら
囁く
「……あたしも、おかしいのかもしれない」
唯月が好きすぎて
おかしくなってしまったんだ
きっと、あたしは。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…