何がそんなにおにいちゃんを上機嫌にさせるのか、わからなかったけど…(?)
学校に着くまでの間、あたしはおとなしく待っていた。


「はい、到着ー☆」


「え、は、早ッ!!」


もう到着!?
早くない…?
時間を確認しようと携帯を取り出す


『パカッ』


「8時57分…」


「間に合ったじゃーん♪ほら、早く行ってきな?」


「う、うん…!ありがとー、お兄ちゃんっ」


「おぅ!今日は家に帰るからな~」


あたしは、『うんっ!!』と…無邪気な子供のような笑顔で答えた。
だってお兄ちゃんが帰ってくるのは久しぶりだから、嬉しかったりするんだもんっ


『ひょこっ』