「やっべ、かわいすぎるわ!!乗れ、乗れぇ♪」


『ストンッ』


軽々と、お兄ちゃんの後ろに乗せられた。
お兄ちゃんのバイク大きすぎ、


「緋呂さん、かわいっすね!!妹さん」


あたしのお兄ちゃんは、『緋呂Hiro』っていう名前。
緋呂さん、緋呂さん、よく言われてるよねぇ。
さすが、頭


「だろ?寝顔とか、やばいんだぜ~」


自慢げに…でも普通に話すお兄ちゃん…。
話されてるこっちが恥ずかしいんですけど、


「そ、そんな事言ってないで早く行ってよぉ。遅れる~」


「はい、はい。しっかり掴まっとけよ」