「あり、がとう…」


少しほっとした…


「学校行くと、めんどくさそうだし…」


あたしが…泣いてるからだよね。


「樹惟の家おいで~♪樹惟は1人暮らしだから、何も心配ないよ」


ニッコリと、抱きつきたくなるような笑顔を見せてくれた。


「…。」


「強制的に連衡しま~す」


「え、樹惟ちゃん!!」


強制的!?樹惟ちゃんに、手を握られ走る。学校へ行く生徒とは逆方向へ行ってるため…変な目で見られる。あたしは気にしちゃって、少し小さくなっちゃったけど

樹惟ちゃんは、何も気にしてないみたい…ある意味すごいよね…。