平凡とは言え、あたしには
大好きな彼氏がいた。
周りからは、「なんで?」と
思われるような人だったけど
普通に好きだった。
でも、よく
「山田と仲がいい」
って言われてショックだった。
そしてあの日。
あきなが来た日。
あたしは彼氏の存在よりも
あきなと仲良くなりたくて、
山田を無視してた。
それがあんなことになるとは。
掃除中、同じ班の谷本が話しかけてきた。
「お前さ、彼氏のどこが好きなん?」
「ふぇっっ??!」
何を唐突に…。
とりあえずあたしは、
掃除終了後、谷本に渡された紙に
“背が高い・やさしい・おもしろい…”などを
書いた。あと、恥ずかしいけど…
後でこっそり谷本に
「かっこいいところ☆」って言った。
谷本は驚いた顔をした。
でもなんでいきなり聞くの?
「中田がさ(彼氏)、
自分の好きなところ教えてほしいって。
自分に自信が無いとかかんとか言ってたけど」
「それって…」
「別れるかもな、お前ら」
悪寒がした。
そんなんじゃない。
もっとゾーッてした。
「嘘やんなぁ~…」
谷本は答えず帰った。
いつもみたいにさぁ、
嘘やって言ってよ?
大好きな彼氏がいた。
周りからは、「なんで?」と
思われるような人だったけど
普通に好きだった。
でも、よく
「山田と仲がいい」
って言われてショックだった。
そしてあの日。
あきなが来た日。
あたしは彼氏の存在よりも
あきなと仲良くなりたくて、
山田を無視してた。
それがあんなことになるとは。
掃除中、同じ班の谷本が話しかけてきた。
「お前さ、彼氏のどこが好きなん?」
「ふぇっっ??!」
何を唐突に…。
とりあえずあたしは、
掃除終了後、谷本に渡された紙に
“背が高い・やさしい・おもしろい…”などを
書いた。あと、恥ずかしいけど…
後でこっそり谷本に
「かっこいいところ☆」って言った。
谷本は驚いた顔をした。
でもなんでいきなり聞くの?
「中田がさ(彼氏)、
自分の好きなところ教えてほしいって。
自分に自信が無いとかかんとか言ってたけど」
「それって…」
「別れるかもな、お前ら」
悪寒がした。
そんなんじゃない。
もっとゾーッてした。
「嘘やんなぁ~…」
谷本は答えず帰った。
いつもみたいにさぁ、
嘘やって言ってよ?