1989年○月○日誕生

オギャー
オギャー
泣き声とともに2340gの赤ちゃんが生まれた。
この赤ちゃんこそが、私だ。
私は二番目の子供だった。二年前にお兄ちゃんが生まれていた。

母と父は喜んだ。
結局、その後赤ちゃんは生まれてない。

これがこの物語の始まりだ。