陽菜が限界を迎えたのは深夜2時。



疲れ果てて眠るその姿に少し大人の女を感じた…。



キレイになった…。



素直にそう思ったけど、絶対言ってやんねぇ。



布団をかけ、ひとりで浴びたシャワーで熱を冷ました。



やりすぎた…と、反省しながら…。



でも本当に止まらなくなった。



陽菜が帰って来てからずっとモヤモヤしてたし…。



半年も耐えたし…。



きっと受験ストレスもあると思う。



でも陽菜が受け入れてくれたらか…。



耳から離れない吐息混じりの『好き』って言葉…。



ガラにもなく顔が熱くなる…。



やっぱり、俺は陽菜をスゲー好きらしい。



髪を拭きながら陽菜の寝てるベッドに座ると規則正しいリズムの寝息…。



ムリさせたな…。



悪い…。



首にタオルをかけたまま隣に寝転び、陽菜の髪を撫でた。



「んっ…」



俺も寝る…。



陽菜、ちゃんと好きだからな…。