もうしんどい。



「彼女いるの?だって…」

「そんなの関係なくない?だって相手にしないもん。早く帰りたいな。ってかもう帰っていい?」

「ちょっと待って…。ひ、ヒミツだそうで…」

「ねぇ陽菜、ちゃんと伝えてる?僕帰りたいんだけど。遊吾帰ってきた頃だし」



もうイヤっ!!



本当にこのコ疲れるっ!!



頭痛くなって来ちゃった…。



「そろそろ理事長が心配するからお家に帰すね?」

「理事長んとこにホームステイ?それって宮先輩んち!?うらやましぃ~!!」

「じゃ、じゃあまた…」



悪魔君がヒラヒラと手を振ると、みんなニコニコしながらバイバイしてた。



すっごいこと言われてたんだよ…。



教師のあたしが絶対口にだせないような言葉ばっかり…。



「もう!!ちゃんと質問に答えてほしかったよ!!」

「だってタイプじゃなかったんだもん」

「適当に答えたからね…」

「ありがと!!早く帰ろ~」



はいはい、帰りますよ坊ちゃん…。