別れるか別れないかしか頭になかった俺にはビックリ以外の何物でもなかった。



でもそれはアリなのか?



そんなことしていいんだろうか…。



誕生日は早い方だけど…。



「父ちゃん?それは…マジで結婚してもイケんの?」

「まぁ規則に結婚するなとは書いてないし、今まで既婚者は4人前例があるけどな」

「だけど陽菜、教師じゃね?」

「その辺はうまくやるよ。俺とサチだって上辺は政略結婚だったからな」



そうだったのかぁぁぁ!!



なんか悩んで損した?



でも結婚って言われても真実味がないっつーか…。



「陽菜はなんて言うかな…」

「そんなの知らねぇよ。自分達のことだろ?でもお前も一端に稼いでるしな~。ふたりで働けばなんとか生活できんだろうけど」

「結婚って安易にしていいんだろうか…」

「まぁ、しっかり話し合え。俺も俺で遊吾があんなにチビだから生活してかなきゃなんねぇしな」



ですか…。



結局それって父ちゃんが無職になりたくないだけなんじゃ…。