でも陽菜だけが悪いわけじゃないから…。



「お父さん、俺も怒られる側なんで説教なら喜んで聞きますけど」

「さっきからなんなんだお前は!!チャラチャラしてて好かない!!」

「見た目!?でも頭いいっス」

「俺は認めないからな!!」

「じゃあ認められるように頑張りま~す」

「認めないっ!!」



うるさいなぁ~…。



仕方ねぇじゃん、好きになっちゃったもんは。



誰に反対されたってやめる気ねぇし。



「別れろとか言われてもムリですからね?あんな思いするくらいなら死んだ方がマシっス」

「ハァ~…。なにをしてるんだ陽菜…」



呆れたようにため息をつき、グラスに入ったお茶をガブ飲み。



陽菜の親父って若いんだな…。



「お父さん!!ご、ご飯食べる?」

「いらん!!メグちゃんのご飯が待ってるから!!」

「家に帰るの?」

「当たり前だ!!どう反対したらいいのかわからないしな…」

「このこと、お母さんには言ってあります…」

「知らないのは俺だけか!?」



そうみたいっスね~。