***


「...り...みのり...」



カーテンから差し伸べる光が眩しい。
いつの間にか朝になっていたみたい...




「ん...ァ啓翔?」



...なんだか、首元が重い。
視線を落とすと、首元に啓翔の手がある。


抱きしめられてる...





「ちょっと、離してよ」

「嫌。みのり幸せそうに寝てたけど?」

「寝てる時は幸せなの。アンタの手が重い」

「...冷たいなぁ、みのりは。」





まだ、出会って1カ月も経ってないしちゃんと話したのが昨日初めてな感じなのに、
何?
このフレンドリーさ...