『来ないねぇ』
僕と早紀はバスを待った。
『あと2分くらいで来るから』
『2分もまてない』

早紀はいつになく落ち着きがなかった。

『あっ来た』

『行こう早紀』



僕と早紀は一ツ橋海岸前でバスをおりた。
『やったぁー海だよ、雄ちゃん』

『早紀』
(カシャ)

『えぇー、何で今撮るのよ?』
早紀は口をとがらせた。
『早紀があんまり喜んでるから』
早紀はエヘッと舌を出した。