「ねぇ 伊咲さん」



伊咲さんを少し離して顔をじっと見つめる。



「なに?」


伊咲さんはクスリと笑った。




「年下の可愛い彼氏は嫌い?」




そんなことを聞く俺を見て、伊咲さんは


「ううん…大好きっ」

まぁそんなこと聞くとこも可愛いけどね。



と付け加えて俺の頭をわしゃわしゃした。






今日の伊咲さんは百面相みたい。



苦しそうな顔したり

悲しそうな顔したり


いきなり泣き出すし

かと思えば 笑ってるし。