「何で拓哉はそこまでして食い止めるんだよっ」

「だって襲ったらどうすんの!?」



意味のわからない二人の話しに自然と耳が傾いた。


煌くんは暇だからって、自販機に飲み物買いに行った。



「あの咲月の可愛さ半端ねーもん!祐吾がいれば何とかなる!!」

「そんな理由かよ…」



…どっちにも同情しちゃった……。


祐吾くんが呆れたのも納得するし、かと言って拓哉くんの言ったのも頷くくらい気持ちがわかる。


煌くんの可愛さは世界一だよね、きっと。



真理もゆうちゃんも苦笑いを見せながら、呆れてた。


「何かもう、どうでも良くない?」

「真理…見捨てんなよ」

「だってー」

「…………………あっ。良いこと思い付いた。」



指をパチンと鳴らして祐吾くんは私を指指した。



って…………。


「えっ?私?」