「ん? ……こーいう感じ?」


当麻くんは、顔を更に近づけると、唇が触れる前に、親指を私の口に軽く突っこんできた。


そして、いつもの調子で、いきなり舌が入ってくる。


「……っ」


「やりっ。レモンキャンディいただきました~」


当麻くん、ハヤワザで、私の口からあっという間にキャンディを持ちさってしまった。


私、そんなにヘンなカオしてるのかな。


目つぶってるだけのつもりなんだけど。


……想像しただけでハズかしいよ。