「さて、邪魔者は消えたな。……さ~や」


「きゃっ。ちょっと……当麻くん?」


当麻くんが私の体に触れてくる。


「今日の帰りぎわのキス、サイコーだった。もっかい……しよーぜ」


「えっ、ちょっと待ってよ。月ちゃんもお兄ちゃんもいるから……」


「ダメ。ガマンできねぇ」


コラコラ!


ガマンしてよぉ。


当麻くんを押し返すと、ガッチリ両手首をつかまれた。


「イヤがられると……余計攻めたくなってくんだけど」


きゃあ……。


当麻くんは優しく目を細め、甘い顔を私に見せた。