「鶴ぅ? なにしに来たよ」


当麻くんに睨まれ、鶴くんビビってる。


「あ……ちょっとだけ、おじゃましまぁす」


「おう、ゆっくりしてけよ」


当麻くんはニヤリと笑い、またテレビの方を向いて私たちに背を向けた。


当麻くん、何様っ。ココ、私の家なんですけど……。


月ちゃんと顔を見合わせ、苦笑いをした。


「鶴、当麻くんにお茶でも出したらぁ?」


「そっ……そーだね」


月ちゃん、面白がって鶴くんにそんなコトを。


鶴くんも、言われるがまま頷いてるし。


「いいよ。ふたりは、そこ座ってて。お茶取ってくるね」